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Apple「Logic Pro」が空間オーディオミックスに対応 Dolby Atmosプラグインを統合
Dolby Atmosプラグインを統合し、空間オーディオミックスが可能になった。
Appleは、空間オーディオミックスなど、いくつかの新機能を追加した「Logic Pro 10.7」の配布を開始した。
音楽を空間オーディオミックスに変換し、Apple Musicと互換性のあるDolby Atmosのファイルを作成できる。13のプラグインが7.1.4チャンネルをサポートした。
iOS/iPadOS版GarageBandでサポートされた、アーティストによるサウンドパックがLogic Proにも登場している。
システム環境として、macOS Big Sur 11.0 以降が必要。
バージョン 10.7 の新機能は次の通り。
空間オーディオの作成
- ミュージックを空間オーディオミックスに変換し、Apple Musicと互換性のあるDolby Atmosのファイルを作成
- 7.1.4チャンネルまでのスピーカー構成のメータリングおよびパンをサポートする強化されたミキサーを使用可能
- 新しい3Dオブジェクトパンナーを使用して、臨場感のある音場にサウンドを配置
- 統合されたDolby Atmosのプラグインを使用して、ミックス内の3Dオブジェクトを視覚化し、別々のスピーカーの場合はマルチチャンネルモードで、ヘッドフォンの場合はバイノーラルモードでモニタリング可能
- SpaceDesigner、Limiter、Tremolo、Flanger、Phaserなどの7.1.4チャンネルをサポートする、拡張された13のプラグインにアクセス
追加されたコンテンツ
- BoysNoize、Mark Lettieri、Mark Ronson、Oak Felder、Soulection、Take A Daytrip、Tom Misch、TRAKGIRLなどの今日の最大のヒットメーカーからの、ロイヤリティフリーのサウンドを含む8つのプロデューサーパック
- スラップハウス、モダンアンビエント、および808のドラムキット、ベースサンプル、ループのコレクションをフィーチャーしたサウンドパック
- 合計2800のループ、50のキット、120のパッチを追加
- Dolby Atmosの空間オーディオミックスを含む、Lil Nas Xのヒット曲“MONTERO”のオリジナルのマルチトラックプロジェクト
その他の追加機能
- 洗練された新しいデザイン
- ライブステップ録音、メロディックドラムパターン編集などを可能にするステップシーケンサーの拡張ツール
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