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テレワーク時代に追い付いたBose「Quiet Comfort 45」 ダミーヘッドで静寂度を測ってみた小寺信良のIT大作戦(6/6 ページ)

しばらく新製品が出ていなかったBoseのノイキャンヘッドフォン。新モデルはテレワーク必須となった今の時代にマッチした製品に変わったようだ。

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 最後の方に集音性能の比較として、周囲で評判の良い「AfterShokz」の骨伝導イヤフォンによる集音と比較してみた。AfterShokzのほうが集音量が大きく、明瞭感が高い。集音時のノイズキャンセル力が低い分、明瞭度が上がるわけで、この辺りはどのメーカーもバランスに苦慮しているところだろう。

QC45によるZoomでの音声通話テスト

 外音取り込みモードがどれぐらいの聴こえ具合になるのかもテストしてみた。QuietモードからAwareモード、それからヘッドフォンを外して生音と、3パターンで聴き比べができる。Awareモードは周囲のノイズレベルを抑えつつ、外音とほとんど変わらない音質で環境音を聞かせてくれるのが分かる。

Quiet - Awareモード - 生音の比較

 QC45の価格的に近いライバルとしては、ソニーのWH-1000XM4ということになるだろう。1000XM4は発売当初は4万円超えだったが、今はだいぶ落ち着いて実売では3万円台前半となっている。LDAC対応という大きな武器があり、そこはなかなか勝てない部分だが、QC45には装着性の良さや特徴的な音作りという、あらがえない魅力がある。

 またBoseは製品スパンが長いので、当面新モデルは出ないという安心感もある。1000XM4で「答えは出た感」はあるのだが、4年ぶりのシリーズ最新作QC45がどこまで食い込むのか、市場の反応を楽しみにしておきたい。

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