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コロナ禍でバーチャルオフィス市場が前年度比6倍以上に成長 25年には95億円規模に

ITRは、日本における2020年のバーチャルオフィス市場が前年度比6.4倍に成長したと発表した。コロナ禍を契機に認知度が向上したことで市場が活発化。25年には95億円規模にまで成長すると予想している。

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 IT調査会社のアイ・ティ・アール(ITR)は11月4日、日本における2020年度のバーチャルオフィス市場が3億2000万円規模(前年度比6.4倍)に成長したと発表した。コロナ禍を契機に認知度が向上したことで市場が活発化。25年には95億円規模にまで成長すると予想している。

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 同社によるとバーチャルオフィスとは、インターネットを介してオフィスのようなコミュニケーションの場を提供するサービス。オフィスの環境を図や3Dモデルとして再現し、ユーザーが他の従業員の状況を見て確認できるようにするもの。立ち位置としては、Web会議やチャットサービスを補完する存在だが、簡単なチャット機能やWeb会議機能を持つサービスもある。

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バーチャルオフィスサービス「oVice」

 バーチャルオフィス市場はまだ黎明(れいめい)期で、バーチャルオフィスという言葉の定義も明確ではなく、さまざまなコンセプトの独自なサービスが登場していると同社では指摘。今後もテレワークにおける仕事の効率化に向けた機能の強化が進めばさらなる市場拡大が期待できるとしている。

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