ニュース
コロナ接触確認アプリ「COCOA」、バージョンアップで起動不能に iPhone版、Android版ともに
一部のユーザーで、COCOAを最新版にバージョンアップすると起動できなくなるという問題が発生している。編集部でも確認した。
厚生労働省は11月25日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」をバージョン1.4.0にアップデートし、App StoreとGoogle Playで配布開始した。しかし、iPhone版、Android版ともにバージョンアップすると起動に失敗する問題がSNSなどで複数報告されている。編集部で試したところ、最新のiOS 15.1.1を導入したiPhoneでは起動できなかった(25日午後7時時点)。
バージョン1.4.0はホーム画面のデザインを分かりやすく変更し、アプリ内のボタン、画像、文言を見直したとされている。新規インストールした場合には問題なく動作している模様。
11月26日午前7時の時点で、厚生労働省のCOCOAページに不具合に関する報告が掲載されていることを確認した。
関連記事
- 起動できなくなっていた「COCOA」に修正版 まずはiOS版から
iPhone版COCOAが1.4.1にバージョンアップし、起動できない不具合が解消された。 - iPhone版COCOAアプリに初期化されてしまう不具合、デジタル改革担当相認める
新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の不具合に関し、国会で質疑応答があった。 - COCOA不具合の原因は「APIの使い方を誤った」 平井デジタル相、改善を約束 開発の下請け構造改善も
平井卓也デジタル改革担当相が政府の接触確認アプリ「COCOA」の不具合について、不具合発生の原因にアプリのAPI連携に問題があったことを説明した上で、今回の課題やデジタル庁を創設する意義などを改めて強調した。 - 平井大臣、COCOAに苦言 「出来のいいアプリではなかった」「発注にも問題あった」
平井卓也デジタル改革担当相が政府の接触確認アプリ「COCOA」の障害に言及し、「あまり出来の良いアプリではなかった」と苦言を呈した。9月のデジタル庁創設後はアプリ開発時にGoogleやAppleなどともダイレクトに協議する考えも示した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.