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UMCとMicron Technology、長年の特許係争で和解
台湾の半導体ファウンダリUMCと米半導体大手Micron Technologyは特許侵害などで互いを提訴していたが、和解した。和解内容は公表していない。UMCがMicronに金額非公開の和解金を1度支払う。
台湾の半導体ファウンダリUMCと米半導体大手Micron Technologyは11月25日(東部標準時)、数年にわたる知的財産をめぐる相互への提訴を取り下げ、和解すると発表した。UMCがMicronに金額非公開の和解金を1度支払う。和解の内容は公表されていない。
Micronは2017年12月、UMCがMicronの企業秘密を悪用し、中国の国営企業に譲渡したとして提訴していた。UMCはその翌月、Micronをその中国子会社による特許侵害で提訴していた。同年11月には米司法省がUMCと中国国営企業Fujian Jinhuaを特許侵害で米大陪審に起訴した。
UMCは2020年10月、米司法省に対し、Micronの知財を盗み、それを中国国営企業Fujian Jinhuaと共有したことを認めた。これにより、罰金6000万ドルを科され、米連邦政府との協力に合意した。
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