小田急のVSE引退へ 17年間で延べ2000万人が乗車した特急ロマンスカー

小田急電鉄は17日、特急ロマンスカー・VSE（50000系）が2023年秋ごろに引退すると発表した。車両の経年劣化に加え、主要機器の更新が困難になるため。

[ITmedia]

　小田急電鉄は12月17日、特急ロマンスカー・VSE（50000系）が2023年秋ごろに引退すると発表した。車両の経年劣化に加え、主要機器の更新が困難になるため。

VSE（50000系）

　通常ダイヤでの定期運行は22年3月11日のダイヤ変更で終了する。その後は引退まで臨時ダイヤによるイベント列車として運行する。22年1月29日からラストランまでは記念装飾を行う。

　VSEは2005年3月に就役した箱根観光専用の特急列車。シルキーホワイトの洗練された外観や広々とした室内、展望席などが特徴。室内照明にLEDを大規模導入した初めての鉄道車両でもある。

　VSEは2編成あり、17年間で延べ600万Km超を走行、約2000万人を運んだ。

22年1月29日からラストランまでは記念装飾を行う