もう店内で待つ必要なし コインランドリーがスマート化されたら意外と便利だった(1/3 ページ)
コインランドリーへの不満はスマート化で解消されるのかもしれない。IoTでスマート化されたコインランドリーを実際に使ってみたら意外と便利だった。
コインランドリーといえば、一人暮らしの時や出張時に何かとお世話になる存在だ。もっとも、その印象はというと、いまいちよろしくないという人は多いのではないだろうか。
というのも、仕上がるまでに長時間待たされるのは仕方ないとしても、複数人で利用する関係上、洗濯物の取り違えや盗難も起こりやすかったり、しばらく席を外していると、勝手に洗濯物がカゴに出されていたといったこともある。さらに支払いのために小銭を用意しなくてはいけない面倒さなど、気になる点を上げ始めるとキリがない。
しかし最近になって、こうした問題を解消した新しい世代のコインランドリーが登場しつつある。先日たまたま出先で遭遇した最先端の「IoTコインランドリー」は、学生時代からコインランドリーのお世話になってきた筆者にとってはなかなか衝撃的だったので、具体的にどこがスゴイのかを紹介したい。
操作はスマホから。支払いは電子決済に対応
今回筆者が利用したのは、東京吉祥寺の「MARUI TOCLUS LAUNDRY」。たまたま同地区でコインランドリーを探していて見つけたのだが、あとから調べたところ、導入されているのは「SmartLaundry」(スマートランドリー)なる、IoT対応の洗濯乾燥機システムだと分かった。
この「SmartLaundry」の特徴は、専用のスマホアプリを使って、洗濯の開始から終了までの操作、さらにには決済までも行えることだ。
操作そのものは洗濯機上部のタッチパネルでもできるのだが、せっかくなので今回はこのスマホアプリ経由で使ってみることにした。アプリをインストールして起動し、洗濯機の液晶画面に表示されているQRコードを読み取り、ペアリングのための番号を入力する。
すると洗濯乾燥のコースを選ぶメニューが表示されるので、必要なコースを選んだのち、案内に従って洗濯物を投入。続いて決済画面でスマホ決済を選択すれば、LINE Payなどによる支払いが完了し、洗濯がスタートするという流れだ。
もちろん小銭で支払うこともできるが、わざわざ100円玉を用意しなくてよいというのは、利便性が高い。千円札を崩すためだけに、本来必要のないジュースなどを自販機で買う必要もなくなるというわけだ。
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