ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2月22日、PlayStation 5向けの次世代VRシステム「PlayStation VR2」(以下、PS VR2)のヘッドセット本体とコントローラーの最終デザインを公開した。
本体、コントローラーともに丸みを帯びた形で、同社は「オーブ型」と表現している。「エルゴノミクス(人間工学)に基づいたデザインを重視し、さまざまな頭の大きさの方々が快適にお使いいただけるように検証を重ねてきました」としており、現行のPS VRで評判の良かった重量バランスや頭部の固定構造は踏襲しながら、新たな機能も備えた。
一つは両目のレンズ間距離を調整するレンズ調整ダイヤル。プレイヤーの両目の幅に合わせることで、快適な映像体験を得られるとしている。もう一つは、上面と前面の隙間に設けた通風孔。長時間のプレイでレンズが曇ってしまわないようにしたという。他にもヘッドセットの振動用モーターなど独自の機能を追加しているという。
その他のスペックについては1月に発表済み。片目当たりの解像度は2000×2040ピクセル、フレームレートは90/120Hz。中心視野を高解像度にする代わり、視野の外側を低解像度にする描画手法「フォービエイテッド・レンダリング」を採用する。
今回の発表で同社は「すでにゲーム開発者の方々に開発キットをお届けしています」と明かしたが、具体的な価格や発売時期については言及していない。
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