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MUFGとAkamaiの“世界最速ブロックチェーン”、1年待たず廃業へ コロナ禍で黒字化困難に

MUFGと米Akamai Technologiesの連結子会社、Global Open Network Japanは、同社のクレジットカード決済基盤「GO-NET」事業を停止する。コロナ禍で黒字化が困難になったとしている。

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 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と米Akamai Technologiesの連結子会社、Global Open Network Japan(東京都中央区)は2月22日、ブロックチェーンを活用したクレジットカード決済基盤「GO-NET」の事業を停止し、会社の精算手続きを進めると発表した。2021年4月に開始した事業だが、黒字化が見込めないとして1年を待たずに終了する。

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「GO-NET」の特徴(Global Open Network JapanのWebサイトより)

 GO-NETは、クレジットカードなどの決済時の情報処理を高速に実行する基盤技術。独自のブロックチェーン技術により、改ざんへの耐性を保持したまま毎秒10万件の取引を処理できるとしていた。

 MUFJによると、コロナ禍の影響で決済の件数が伸び悩んだ結果、当初想定していた規模の事業展開が難しく、黒字化のめどが立たなくなったという。

 GO-NETの事業停止後は、Global Open Network Japanと、その持株会社であるGlobal Open Network(東京都中央区)の解散に向け、関係各社と協議の上で準備を進めるとしている。

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