「AppleCare+」は日割りで返金を受けられる 機種変更時に知っておきたい解約方法:明日から使えるITトリビア(2/2 ページ)
Appleが自社製品向けに提供している保証サービス「AppleCare+」は解約しても、日割り計算で返金を受けることができる。実際に解約してみたので手順を紹介する。
入金もスムーズ、返金だけでなく契約の変更も可能
すべての対応が完了すれば、その日付での解約が成立し、銀行口座に振り込まれる。今回は土曜日にチャット経由でコンタクトしたものの担当窓口が営業時間外だったため週明け月曜日に処理がずれ込んだが、土曜日付で申請があったものと扱われ、さかのぼって日割り計算された。
対応完了後に届いたメールには、入金までの日数は「15営業日以内」と記されていたが、実際には翌営業日に入金されるなど、対応は実にスピーディだった。ただ今回は祝日を挟むなど複雑なスケジュールだったので、これより日数がかかる場合もあるはずだ。
ちなみに返金額は9100円(税込1万31円)。当初のプランが1万8800円だったので、1年分としては妥当な金額だ(プランの価格は製品ごとに異なる)。保証サービスを受けていた場合は額が変動する。これまで同様のケースがあっても放置したまま期限切れを迎えていた筆者は、実にもったいないことをしていたことになる。
なお今回は返金を選択したが、契約を生かす形で対象製品だけを変更したり、あるいは対象製品はそのままで契約を新しい所有者に譲渡することも可能なようだ。特に後者は、付き合いのある友人に製品を譲った場合に、よく起こりうるケースだろう。
注意点は、期間内にこのAppleCare+による何らかのサービス、具体的には修理や交換を行っていれば、返金の対象とはならないことだ(案内ページにも「すでにご利用になったサービスの対価を差し引いた残額」とある)。このあたり、ユーザの利用状況や残り期間などによって対応が細かく分岐し、かつ本人確認も必要とくれば、電話対応にならざるを得ないのも理解できる。
何はともあれ応対は非常にスムーズで、こうした解約プロセスにありがちな嫌な思い(契約続行を促されるなど)をすることも一切なく、Appleのサポートの手厚さを実感させられた。2年使うつもりでAppleCare+を契約したが新製品が魅力的で、期間半ばにして買い替える羽目になった──というのはよくある話だけに、そうした場合はまずはサポートに問い合わせてみてはいかがだろうか。
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