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暗号資産によるウクライナへの寄付、約22億円に 英ELLIPTIC発表

ブロックチェーン分析を手掛ける英ELLIPTICは27日、ロシアの侵攻を受けたウクライナの政府などが暗号資産による寄付でこれまでに1890万ドルを受け取ったと発表した。

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 ブロックチェーン分析を手掛ける英ELLIPTICは2月27日、ロシアの侵攻を受けたウクライナの政府とウクライナ軍を支援するNGO(非政府組織)が暗号資産による寄付でこれまでに合わせて1890万ドル(約21億8000万円)を受け取ったと発表した。


ウクライナ政府向けの寄付が急増している(英ELLIPTICのブログより)

 26日にウクライナ政府のTwitterアカウントが暗号資産による寄付を求める投稿を行った。ELLIPTICによると27日までにツイートに記載されているアドレスには1万5947件のトランザクションがあり、1210万ドル相当の暗号資産を受け取ったという。

 寄付の大部分はビットコインとイーサリアムだったが、米ドルのステーブルコインも1割ほど含まれていた。中にはNFTを寄付するケースもあった。

 ウクライナ国外でも暗号資産による募金キャンペーンは行われているが、ELLIPTICはウクライナの状況を利用した詐欺も横行しているとして注意を呼びかけている。


寄付された暗号資産の内訳。ビットコインが56.4%、イーサリアムは31.8%を占めた

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