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懐かしのP2Pファイル交換サービスLimeWireが復活 ただしNFTマーケットプレイスとして
かつてP2Pファイル交換サービスとして人気を集めたLimeWireが復活する。同サービスの資産を買収した起業家が、音楽関連のNFTマーケットプレイスとして再生させると発表した。
かつてP2Pファイル交換サービスとして人気を集め、2010年に裁判所命令でサービスを停止した米LimeWireが5月に復活する。音楽関連のNFTを扱うマーケットプレイスとして、だ。
新生LimeWireを立ち上げるのは、オーストリア人の起業家、ジュリアン、ポール・ツェートマイヤー兄弟。両氏は昨年、LimeWireの知財を含む資産を購入した。音楽コンテンツにフォーカスしたNFTのマーケットにする計画だ。
Webサイトのタイムラインによると、昨年の第4四半期に主なブロックチェーンと提携し、今月はじめに戦略的パートナーにトークン「LMWR」をオファーし、9日にマーケットプレイスへの参加待ちリストを公開した。今後、4月に招待制でプライベートなトークンの販売を開始し、5月にマーケットプレイスを正式公開する計画だ。
参加者とは別に参加クリエイターも募集している。登録クリエイターは、画像、動画、楽曲など多様なコンテンツをNFTとして販売できる。NFTの知識がなくても簡単にコンテンツを登録できるという。
NFTの価格は米ドルで表示され、ユーザーは大手NFTマーケットのOpenSeaも採用するWyreの支払いプラットフォームを介してクレジットカードで購入できる。
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