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ポーランドのウクライナ語学習者が1800%以上増加 Duolingo、避難民受け入れ地域で注目度上昇
語学学習アプリ「Duolingo」を提供する米Duolingo社によると、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、ウクライナに隣接するポーランドで、ウクライナ語を学習するユーザーが1800%以上増加している。「避難民を歓迎し受け入れている人がいるため」という。
語学学習アプリ「Duolingo」を提供する米Duolingo社は3月14日(現地時間)、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、ウクライナに隣接するポーランドで、ウクライナ語を学習するユーザーが1800%以上増加していると明らかにした。「避難民を歓迎し受け入れている人がいるため」(Duolingo社)という。
2月中旬のウクライナ侵攻開始以前に比べ、3月7日の時点でウクライナ語を勉強している人の数は、全世界でも485%増加。ユーザー数の多い米国と、ウクライナからの避難民を受け入れているポーランドで特に注目度が高まっているという。
ウクライナ語学習コースは英語で受講できるため、ポーランド語を公用語とするポーランドの人々も英語版ウクライナ語学習コースを受講している。
Duolingo社はロシアのウクライナ侵攻後も「教育は人権である」としてロシアとベラルーシにおけるサービスの提供を継続しているが、ロシア政府に税金を納めないよう、ロシアでの収益化を停止。ウクライナ語学習コースで得た広告収入は全てウクライナ救済のため寄付するとしている。
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