ニュース
カメラのキタムラが写真・動画向けクラウドストレージサービス 月額400円・250GBから
「カメラのキタムラ」を運営するキタムラがクラウドストレージサービスを始めた。データを無圧縮で保存できる他、カメラのキタムラで使えるクーポンを受け取れる。使い方を店舗で教えるサービスも提供し、店頭への誘導も期待するという。
カメラの販売チェーン「カメラのキタムラ」を運営するキタムラは3月28日、写真・動画向けのクラウドストレージサービス「PicStorage」(ピクストレージ)を始めた。ユーザーはデータを無圧縮で保存できる他、カメラのキタムラで使えるクーポンを受け取れる。料金はストレージ容量250GBのプランが月額400円、1TBで月額980円、無制限で月額3000円(いずれも税込)。
写真や動画に加え、音楽やドキュメントデータも保存できる。29日時点ではiOSアプリ、Windows/Mac向けデスクトップアプリ、Webアプリとして提供している。近日中にAndroidアプリも公開する予定。使い方が分からない場合は、店舗に行けばスタッフに操作方法などを無料で聞けるという。
キタムラによればカメラのキタムラ利用者は高齢者などが多く、クラウドストレージを使っている人は少ないという。サービス開発に際して来店者に実施したアンケートでは、クラウドストレージを使っている人は全体の2割以下だった。
一方、クラウドストレージを使わない人に理由を聞いたところ、回答者の半分が「使い方が分からない」と答えたことから、操作方法などのサポートがあれば利用につながると判断。ユーザーを店舗に誘導する効果も期待し、店頭でのサポートを含めたサービス提供を決めたという。
関連記事
- ビックカメラがクラウドストレージサービス 月額500円でスマホ版は容量無制限
ビックカメラが、スマートフォンとPCに対応したクラウドストレージサービス「Bic CLOUD」を開始。価格は月額500円(税別)で、スマホ版はストレージ容量が無制限になる。 - 「カメラのキタムラ」通販サイトに不正アクセス 個人情報40万件が閲覧された可能性 二段階認証を採用せず
「カメラのキタムラ」公式通販サイトが不正アクセスの被害に。第三者が顧客のメールアドレスとパスワードを不正に取得し、会員になりすましてログインする攻撃が相次ぎ、計約40万件の個人情報が閲覧された可能性があるという。不正アクセスの防止策として、二段階認証や多要素認証は採用していなかった。 - Googleフォトの容量無制限無料バックアップ、2021年5月末で終了
Googleが2015年から提供してきた「Googleフォト」での容量無制限、無料のバックアップサービスのポリシーが2021年6月1日に変更され、バックアップも15GBの容量にカウントされるようになる。それまでにバックアップしたコンテンツはカウントの対象外だ。 - 「Google フォト」対「OneDrive」 プランの比較から見る各社の狙い
「Google フォト」の無料無制限バックアップサービスが、2021年5月末に終了する。移行を検討するユーザーにとって、移行先の有力候補の一つである「OneDrive」と比較し、Microsoftの狙いを読み解く。 - 有料になった「Google フォト」を使い続けるメリットとは? 企業の狙いとともに考察
容量無制限が終了した「Google フォト」を使い続けるメリットはあるのか。企業の狙いとともに考察する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.