速報
Epic GamesとLegoが子どものためのメタバース構築で提携
「Fotnite」のEpic Gamesとレゴブロックで知られるLEGO Groupが、子どものためのメタバース構築で提携した。「子どもの幸福のためにメタバースを設計する」としている。
米Epic GamesとデンマークLEGO Groupは4月7日(中央ヨーロッパ時間)、「子どもが安全に楽しく遊べるメタバースの未来を構築する」ために、長期的な提携を結んだと発表した。
発表文に具体的な計画などの詳細はないが、両社の「豊富な経験を合わせ、インターネットの次のイテレーションを最初から子どもたちの幸福を念頭に置いて設計する」としている。
Epic Gamesは人気ゲーム「Fortnite」で仮想世界の構築に豊富な経験を持っており、昨年には傘下のSuper Awesomeの保護者検証ツール「Kids Web Services」(KWS)の開発者への無料提供を発表した。
一方のLego Groupは、レゴブロックを通じて90年以上子どもの創造性育成に努めてきた。また、2015年にはマインクラフトのような子ども向けSNS「LEGO Worlds」をSteamで公開し、UNICEFによるデジタル児童安全ポリシーの策定にも協力している。
両社は安全なメタバース構築の3つの原則を提示した。
- 安全とウェルビーイングを優先し、子どもの遊ぶ権利を保護する
- 子どもの利益を最優先し、子どものプライバシーを保護する
- 子どもと保護者にデジタル体験を制御するツールを提供する
関連記事
- 「Unreal Engine 5」正式リリース マトリックスのデモで使われた都市データも公開
Epic Gamesが最新ゲームエンジン「Unreal Engine 5」の正式版をリリースした。ダウンロードおよび利用は無料。商用利用の場合、総収入が100万ドルを超えるとライセンス使用料を支払う必要がある。 - PS5でMatrixメタバースにダイブしたら「Unreal Engine 5」の恐ろしさを垣間見た話
Epic Gamesの「The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience」を体験して考えた、ゲームエンジンの現在と未来。 - Epic Games、Harmonixを買収 「メタバースで音ゲーを」
「Fortnite」のEpic Gamesが「ギターヒーロー」などの音楽ゲームのHarmonixを買収した。Harmonixは「Epicと協力して独自ブランドの音楽ゲーム体験をメタバースにもたらす」と語った。 - Epic Games、メタバースへのシフトでグループ動画チャット「Houseparty」を10月に終了
Epic Gamesは、2019年に買収して自社サービスとして提供してきたグループ動画チャット「Houseparty」を10月に終了する。Fortniteモードも使えなくなる。同サービスのリソースを「メタバーススケールの新たな方法」開発に傾注するため。 - LEGO、マインクラフトのような「LEGO Worlds」をSteamで公開へ(早期アクセス中)
LEGOとLEGOのゲームを手掛けるTT Timesが、Microsoftのマインクラフトのようなサンドボックスゲーム「LEGO Worlds」をSteamの早期アクセスゲームとして公開した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.