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日本年金機構をかたるフィッシング 住所やクレカ情報など盗まれる恐れ
日本年金機構をかたるフィッシング詐欺による被害が報告されているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起した。「国民年金口座が停止された」として、氏名や住所、クレジットカード情報などを盗み取ろうとする。
フィッシング対策協議会は4月18日、日本年金機構をかたるフィッシング詐欺による被害が報告されているとして注意喚起した。「国民年金口座が停止された」などの文言で、氏名や住所、クレジットカード情報などを盗み取ろうとする。
メールのタイトルは「国民年金(基礎年金)アカウント停止通知」など。内容は、国民年金口座が停止され入金がないため、日本年金機構のWebサービス「ねんきんネット」のアカウントを24時間以内に有効化するよう求めるもの。誘導先サイトで個人情報やカード情報を盗み出す。
フィッシング対策協議会は、個人情報を入力しないこと、迷惑メールフィルターを利用することなどの対策を推奨するとともに、類似のフィッシングサイトや不審なメール、SNSを発見した際は同協議会に報告するよう呼び掛けた。
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