スマートグラス「Nreal Air」、実はこう使うと面白い 意外な最適解は?(2/4 ページ)
Androidだけでなくさまざまな機器を接続できるスマートグラス。では何が一番良かったのか、西田宗千佳さんがレポート。
いろんな機器をつないでみたら
要は、Nreal Airは「外で使うディスプレイ」として現状面白い存在なのだ。
そうするとすぐに思いつくのは、「外で使いたい機器につないでみる」ということだ。
例えばポータブルのゲーミングPC。最近増えているが、USB Type-CからDisplayPort出力があるなら、Nreal Airをつないで遊ぶことができる。
筆者も試してみたが、意外とこれはいい。ポータブルゲーム機の欠点は画面が小さいことだが、空中に大きな画面で表示されるので、かなりゲームがプレイしやすくなる。
自分がプレイしている姿を覗くと、欠点は「電源」だろうか。複数のUSB Type-Cがあって、Nreal Airを充電しながら遊べるならいいのだが、そうでないと、ちょっと動作時間面での課題があるだろう。
PCを普通につないでも、もちろんかなり使える。他人に見られたくない文書をNreal Airの側に表示して作業する、というのはアリかもしれない。課題は、意外と「ノートPCのディスプレイが邪魔になる」ということだろうか。本体とキーボードしかないPCがあればちょうどいいかもしれない。
スマホの場合、サムスンのGalaxyシリーズには「DeX」という機能がある。外部ディスプレイにつなぐと、PCのようなデスクトップを表示し、スマホを利用する機能だ。
このモードを活用し、Bluetoothのマウスとキーボードを併用すると、「スマホを閉じたまま、マウスとキーボードだけ使い、Nreal Airをディスプレイとして使う」ことが可能だ。これはちょっと面白かった。
ただ、DeXもあくまで「Android」であってPCではないので、PCとまったく同じことができるわけではない点には留意が必要だ。
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