検索
ニュース

机の上を美術館にしてしまうデスクライト「SALIOT pico」が演出する自然光の意外な効用分かりにくいけれど面白いモノたち(2/5 ページ)

実際に美術館で使われている照明をデスクライトにしたらどんな効果が生まれるか。

Share
Tweet
LINE
Hatena

設置の自由度が高い

 元が美術館用照明だったことからくる特徴として、高い演色性以外にも、設営用のレールをそのままの構造で、デスクライトの支柱として使っているのがまた面白い。支柱にスポットライトが取り付けられているようなデザインは、要するに美術館などで壁や天井に設置されているレールを、そのまま立ててスタンド型に仕立てたものなの。そのため、スポットライト部分はレール上を自由に動かすことが可能で、着脱も簡単だ。

photo
筆者の机での設置例。このように、右側のiMacのキーボードと、左のWindowsマシン用のキーボード、それぞれを照らすように設置。右の2灯は上の照射幅を広く、下は絞り気味、左は照射幅を広く、高い位置からの照明になるように設定。輝度も自分の目に合わせて最適化している

 私は通常、3灯のライトが付いたタイプを使って、右側を2灯、左側を1灯で照らすようにして使っているのだけど、ライトを2つ外して1灯のみのデスクライトに変えるといったことも簡単に行える。もちろん、2灯タイプを購入して、後で1灯を買い足すといったことも可能。この自由度の高さは、机の上のレイアウトをがらりと変えても、それに合わせて使えるので、とても助かる。

photo
このように、花などの裏側に設置して、間接照明的な使い方をすると、本当に美術館のような光を楽しめる

 また、美術館用照明として使えるライトなので、ミネベアミツミ側も、家庭でのそういう使い方を想定していて、このデスクライト、寝せて使うことも出来るようになっている。例えば、棚の後ろにこのライトを寝せて置いて、その前に花などを飾り、後ろから照らすと、花が、とてもキレイに発色して、しかもムーディーな感じになる。間接照明的に使うと、演色性の高さが威力を発揮するのだ。

 そういった使い方を中心にする場合、スタンドタイプではなく、壁掛けタイプも用意されているので、そちらを使うという手もある。もちろん、壁掛けタイプもスタンドタイプもライトは共通で互換性があるので、両方買って、使用スタイルに合わせて、ライトを付け替えるといった使い方も可能だ。このあたりの自由度の高さは、他のデスクライトにはない、このライトならではのもの。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る