Spotify Stations、5月16日に終了
Spotifyは、2018年にオーストラリアでテスト公開したアプリ「Spotify Stations」を5月16日に終了する。ユーザーが作成したステーションはメインアプリに移行できるが、新たにカスタマイズすることはできなくなった。
スウェーデンSpotifyが2018年にテスト公開した無料アプリ「Spotify Stations」(日本では非公開)が5月16日に終了する。複数のユーザーが5月6日、redditにSpotifyから通知があったと投稿した。Spotify StationsのWebサイトでも告知されている。
2018年2月に「Stations by Spotify」としてオーストラリアでリリースされたこのアプリは、用意されている多数のジャンル別「ステーション」をタップするだけですぐに曲をストリーミングでき、曲へのいいねなどでステーションをパーソナライズしていけるのが特徴だった。2019年に米国で公開された際、名称が「Spotify Stations」になった。
Spotifyはユーザーに対し、お気に入りのステーションはメインのSpotifyアプリに移して引き続き再生できると説明した。
同社は米TechCrunchに対し、「Spotifyはより良いユーザー体験を生み出すために、定期的に様々なテストを行っている」と語った。テストの中にはその後実用化されるものも、重要な学びとしてのみ役立つものもあり、Stationsはそうしたテストの1つだったとしている。
たしかにSpotifyのメインアプリの「Spotify Radio」機能にはStationsのようなパーソナライズ機能が追加されるなど、Stationsのテストの成果が反映されているようだ。
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