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ソニー、PS5の供給を昨年度の約1.6倍に 「まだ若干足りない」
ソニーグループは10日の決算説明会でPlayStation 5の供給台数に触れた。22年度は昨年度の約1.6倍にあたる1800万台を見込む。
ソニーグループは5月10日に開催した2021年度決算発表の場で今年度の「PlayStation 5」(以下PS5)出荷台数は1800万台を見込んでいると明らかにした。昨年度(21年4月から22年3月まで)は1150万台だったため約1.6倍の数を供給することになる。
ただし、これまで22年度の目標としていた2260万台からは460万台ほど減った。理由についてソニーの十時裕樹副社長兼CFOは「部品(調達)の制約による。1800万台はあくまでも現時点で部品のめどが立っている数」と説明。「PS5の需要はもう少し高いレベルにあると見ており、まだ若干足りない。部品調達は諦めずに追求する」と供給増に意欲を示した。
またPS5は在庫も非常に低い水準にあるという。「消費者にタイムリーに届けるには在庫を持つ必要がある。まだ足りない」。
ソニーグループの2021年度連結決算(21年4月〜22年3月)は、売上高が前年同期比10.3%増の9兆9215億1300万円、純利益は同14.9%減の8884億600万円と増収減益だった。営業利益は同25.9%増と大きく伸長して1兆2023億3900万円に達した。
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