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iPodにさよならを 音楽は生き続けるが、どう変わるのかCloseBox(1/2 ページ)

iPodシリーズ最後のモデル「iPod touch(第7世代)」在庫限りで販売終了となる。初代iPodから使い続けてきた筆者が振り返る。

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 iPodが終わる。

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iPod touch(第7世代)

 正確にはiPod touchの現行機種である第7世代が、在庫を限りに売り切ったらおしまいということだが、実質的にiPodそのものの終焉(えん)を意味する。こうなることを予想していなかった人はさすがにいないのではないか。

 iPod touchはiPhoneからセルラー機能を抜いただけのものであり、第1世代こそ日本で発売されなかった初代iPhoneの代替開発機として重用されたものの、現在では価格以外での存在意義はない。

 そんな状況なので、最後の第7世代のiPod touchを記念購入するかというと、そういう気にはならない。2万3980円も出して32GBの容量しかないというのはバランスが悪い。iPodとしての機能も併せ持つApple Watchも、Series 3なら2万2800円で買える。容量は8GBだが。Apple Watch SEであれば32GBで3万2800円だ。セルラーモデルは3万8800円で、Apple Musicへのアクセスも単独でできる。

 音楽端末以外では、サイゼリヤのようにiPod touchを小型のオーダー端末として使う用途があり、シリーズ廃止以降、どうするのかは気になるところだ。片手で使える安価な端末としてはiPad miniが候補に上がるだろうが、重さも価格も相当上がることになる……。

 いずれにしても音楽を聴くためのデバイスとしてのiPodはとうに役目を終えていたとするのが適切だろう。

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