Twitter、複数の幹部を解雇
Twitterの幹部チームの2人のジェネラルマネジャーが、CEOから解雇を言い渡されたとツイートした。CEOは社内宛書簡で「変更の多くは困難なものだが、Twitterとその将来にとって正しいものだ」と語った。
米Twitterのコンシューマ担当ジェネラルマネジャー(GM)を務めるカイボン・ベイクプール氏は5月12日(現地時間)、パラグ・アグラワルCEOから解雇を言い渡されたとツイートした。
育児休暇中のベイクプール氏はアグラワル氏から「チームを別の方向に導きたいので去るように頼まれた」とツイートした。
収益担当GMのブルース・ファルク氏もアグラワル氏に解雇されたとツイートしたがその後そのツイートは削除し、Twitterでの自分の実績とチームへの感謝をツイートした。
両氏は、アグラワル氏がジャック・ドーシー氏の後任CEOに就任した際に結成した幹部チームに属していた。
アグラワル氏は両氏のツイートに対し、感謝のリプライを返している。
ベイクプール氏によると、製品担当上級副社長のジェイ・サリバン氏が暫定的に両氏の任務を引き継ぐ。サリバン氏はMozillaのCOO(最高執行責任者)やGrouponのCPO(最高製品責任者)、Meta(当時はFacebook)のMessengerとInstagramの製品ディレクターを経て昨年11月にTwitter入りした。
米The Vergeが入手したとしているアグラワル氏から従業員に送ったメールで同氏は、サリバン氏を幹部チーム(Bluebirdと呼ばれる)の常任GMに指名すると説明した。
また、「全社的な解雇は計画していない」が、幹部については効率改善のために組織に変更を加えていくとした。さらに、新たな採用を「一時停止」するという。
アグラワル氏は「いくつかの変化が起こっておりこれらの変更の多くは困難なものだが、Twitterとその将来にとって正しいものだ」と語った。
Twitterの主要株主で、買収することに合意しているイーロン・マスク氏は、米証券取引委員会(SEC)提出文書で、Twitterの事業や戦略について、取締役会および幹部チームと制限なしに話し合うとしている。
同氏は6日、「Twitterの買収が完了したら、同社はハードコアソフトウェアエンジニアリング、設計、情報セキュリティ、サーバハードウェアに集中するようになる」とツイートした。また、一般論として「IT分野の管理職は高いIT能力を持っていなければならないと思う。優れたコードを書けないソフトウェア部門の管理職なんて、馬に乗れない騎兵隊の隊長みたいなものだ」ともツイートした。
【更新履歴:2022年5月13日午後12時10分 CEOの名前表記が間違っていました。お詫びして訂正します。】
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