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親の声で「読み聞かせ」するAI音声合成スピーカー、タカラトミーが発売 複数の声で配役も

タカラトミーは親の声を合成音声にして子どもに童話などを読み聞かせるAIスピーカー「coemo(コエモ)」を発表した。

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 タカラトミーは5月23日、親の声を合成音声にして子どもに童話などを読み聞かせるスピーカー「coemo(コエモ)」を発表した。価格は1万2980円。9月下旬から全国の玩具店やECサイトで販売する。


「coemo(コエモ)」

 コエステ(東京都港区)が提供するAI音声合成技術「コエステーション」を採用。親がスマートフォンで声を登録すると、プロのナレーターの抑揚や感情表現を加え、BGMなどを追加して読み聞かせを行う。複数の声を登録し、登場人物によって声を変えることもできる。

 声の登録にはコエステのiOSアプリ「コエステーション」(Android版アプリも提供予定)で指定の原稿を15分ほど読む必要がある。登録後に「coemoアプリ」と連携し、コンテンツを選んで本体に送信すると読み聞かせが始まる。

 読み聞かせのコンテンツは日本や世界の童話、オリジナルストーリーなど60本。睡眠計測デバイスなどを手掛けるBLAIN SLEEP(東京都千代田区)提供の“睡眠へ導く音楽”や「ねるまえたいそう」なども含む。タカラトミーは「子どもの成長に合わせて長く使えるよう追加コンテンツも展開する」としている。


「coemoアプリ」からコンテンツを選んで本体に送信すると読み聞かせが始まる

 コエステーションは、東芝デジタルソリューションズがコミュニケーションAI「RECAIUS」(リカイアス)の音声合成技術を使って2018年に開発したスマートフォンアプリ。2020年にエイベックスと東芝デジタルソリューションの合弁で設立されたコエステ社が事業を継承した。

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