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ProphetとMIDIを生んだシンセサイザー開発者、デイブ・スミス氏が死去
ローランド創業者の梯郁太郎氏とともにMIDIの生みの親と言われているデイブ・スミス氏が亡くなった。
電子楽器メーカーのSequential Circuitsを創業し、シンセサイザーの名機「Prophet」を開発したデビッド・J・スミス氏が72歳で死去した。
スミス氏は、ローランド創業者の梯郁太郎氏とともに、電子楽器の共通規格で今も広く使われているMIDI(Musical Instrument Digital Interface)の共同提案者としても広く知られている。
Sequential Circuitsは1974年に創業され、1977年には初のプログラマブルなポリフォニックシンセサイザー「Prophet-5」を開発。YMOをはじめとする多くのミュージシャンに愛された。
その後はヤマハの子会社で物理モデリングとソフトウェアシンセサイザーを研究。KORGのカリフォルニアR&Dグループで、同社の「Wavestation」開発にも関わった。
その後は世界初のIntelプロセッサベースのソフトウェアシンセサイザーを開発するなどしたが、自身の名を冠したDave Smith Instrumentsを起業しハードウェアシンセサイザーに復帰。同じく電子楽器のレジェンドであるトム・オーバーハイム氏と「OB-6」を、ロジャー・リン氏と「Tempest」ドラムマシンを開発するなど精力的に活動を続けていた。
2018年にはDave Smith InstrumentsをSequentialに改名、シンセサイザーの名跡が再びスミス氏の元に戻った。
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