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macOS VenturaはiPhone連携がさらに進化 LiveTextがついに日本語対応

YouTuber羨望のiPhone天吊りカメラ機能が便利そうだ。

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 米Appleは6月6日(現地時間)、Mac用OSの最新版「macOS Ventura」を発表した。2021年にリリースされた「macOS Monterey」に続くもので、パブリックベータ版を7月中に、正式版は今秋、無償ソフトウェアアップデートで提供する。

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macOS Ventura

 Macのウインドウ管理ツールには、これまでMission ControlとSpacesがあったが、これに「Stage Manager」が加わった。Stage ManagerはオーバーラッピングウインドウでアプリやFinderと自在に行き来できるもので、作業中のウインドウはセンターに、その他のウインドウは左側に小さく自動配置する。macOSでは従来、2つのウインドウを分割表示することはできても、それ以上のウインドウを処理するには難があったが、Stage Managerは作業効率を上げてくれそうだ。

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Stage Manager

 iPhoneを自動的にMacBookのセカンドカメラにする「Continuity Camera」、iPhoneのウルトラワイドカメラで手元を天吊りしたような映像に変換する「Desk View」などの新機能を追加した。MacBookの上部ベゼルにiPhoneをマウントするMagSafeデバイスはBelkinが販売する。

 これまでYouTuberなどが絵を描いたり、鍵盤楽器を演奏したり、製品紹介をしたりするときには、カメラを天井から吊り下げる、いわゆる「天吊りカメラ」が必要だが、大掛かりな仕組みになり、通常の作業と両立させるのは難しい。これが、Continuity CameraとDesk Viewならほとんど手間がかからない。YouTuber待望の新機能と言えるだろう。

 Safariでは、お気に入りのタブを仲間と共有できる「Shared Tab Groups」、Touch IDとFace IDでiCloud同期してサインインできる「Passkeys」(パスキー)が導入される。Passkeysはアプリにも対応する。

 システム全体の画像でテキスト認識する「LiveText」(テキスト認識表示)はようやく日本語に対応(韓国語も)。動物、鳥、昆虫、彫像などを認識して調べられる「Visual Look Up」も追加される。

 なお、System Preferences(システム環境設定)は、「System Settings」(システム設定)に変わる。デザインも改善されているようだ。

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