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Twitter、米国でテストしてきた報告ツールの改善をグローバルに提供
Twitterは、問題ツイートの報告ツールをグローバルに改善した。誰にとってどんな問題なのかを選択しやすくなった。テスト段階では、新たな方法による報告の50%以上が実用的なものだったとしている。
米Twitterは6月9日(現地時間)、モバイルアプリおよびTwitter.comでのルール違反ツイートの報告方法を改善したと発表した。昨年12月から米国の一部のユーザーでテストしていたものを、日本語を含むほぼすべての言語で適用する。
従来の報告方法は、違反のリストが表示されるものの、どれに該当するのか分からないなどのフィードバックがあった。新たな方法では、ツイートを報告を選ぶと、それが誰についての問題ツイートかを選び、次に問題の内容(ヘイトなのか、スパムなのか、自傷行為についてのものなのか、など)を選び、さらに報告相手の他の問題ツイートも追加できるなど、従来より報告しやすい作りになった。
Twitterによると、テストでは、新しい方法による報告の50%以上が“実用的”なものだったという。また、この方法では従来よりも多くの情報を収集できるため、より的確に問題に対処できるようになるとしている。
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