ニュース
ビックカメラ、AWSに基幹システム移行 顧客情報の管理と分析に本腰
ビックカメラが基幹システムをAWSに移行する。CRM特化のアプリ開発ツールとRPA作成ツールも同時に導入し、顧客情報の管理や分析を進める。
ビックカメラは6月13日、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として、同社の基幹システムをAWSに移行すると発表した。アプリ開発ツールやRPAも活用し、社内でシステム開発を行うことでコスト削減も目指す。
DX推進により、消費者がいつでも好きな場所で買い物できるようにする他、店舗とECサイトがそれぞれに持つ消費者データを統合し、商品のレコメンド機能などを提供するとしている。
同社はCRM(顧客関係管理)に特化したアプリ開発ツール「Salesforce Lightning Platform」と、RPA作成ツール「BizRobo!」を導入。今後はこれらを活用して顧客情報の管理と分析を行う。
関連記事
- 4カ月で1万TB超をAWS移行、戦中のウクライナが進めるデータ保全
ウクライナ政府が、国家の活動継続に向け、各省庁や大学などが保有するデータのクラウド移行を進めている。政府はロシアの攻撃が始まった2月24日から米AWSと協力。6月10日までに計10PB(1万TB)以上をオンプレミスサーバからAWSに移行済みという。 - 世界のIaaSシェア、2021年は1位AWS、2位Microsoft、3位Alibaba、4位Google ガートナー調査
米Gartnerが、ワールドワイドにおける2021年のIaaSクラウドの市場シェアについて、調査結果を発表した。トップは米AWSでシェア38.9%、2位は米Microsoftで21.1%、3位は中国Alibabaでシェア9.5%、4位は米Googleでシェア7.1%だった。 - 「量子超越性」を持つ光量子コンピュータ、AWSで利用可能に スパコン富岳で9000年かかる計算を36マイクロ秒で
カナダの量子ベンチャーXanadu(ザナドゥ)は、特定のタスクで世界最高性能のスーパーコンピュータの計算速度を上回るとする光量子コンピュータ「Borealis」をAmazon Web Services(AWS)上で提供すると発表した。 - “自社DB破壊&身代金要求”に直面してfreee経営層が気付いた3つの課題 佐々木CEOに聞く
「自社のDBを破壊し、CEOに身代金を要求する」訓練を実施し話題を集めたfreee。全社を巻き込んだ訓練で、経営層は当時どんな教訓を得たのか。同社の佐々木大輔CEOに聞く。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.