ミラーレス+ズームとiPadが入る縦型バッグ ライターが考えた「ノートバッグ」はどう仕上がっていったか:分かりにくいけれど面白いモノたち(5/5 ページ)
外観はとても地味だが、その筋の人にとってはとても便利。そんなカバンを筆者が作った。そのアイデアから製品になるまでの過程を披露する。
中にはこれだけのモノが入る
荷物を入れなければ、さらにスマートに見える。縦型だから、電車の中でも邪魔にならないし、膝に乗せやすく、座席の下に置きやすい。ついでに、自立したりもするから、カフェなどでテーブルの脇に置いておける。私はカフェなどの公共のテーブルの上にバッグを置くことには抵抗があるので、この仕様はありがたいのだ。
ポケットは、手帳や名刺入れ、レコーダーなどの小物をまとめて入れて、バッグの上部のスペースを有効活用するためのマチ付きポケット、iPadなどのタブレット用に作ったクッションポケットは、チラシやチケットなどの紙片、銀行から多めの現金を下ろした時、ソフトカバーの本や雑誌などを傷めずに入れておけて便利。
外のポケットはウェットティッシュやモバイルWi-Fi、イヤフォンケースなど、頻繁に出し入れするもの、熱を持つものなどを入れている。ポケットはそれだけだが、それで十分だ。
開口部は普段はマグネットだけで閉めて、雨が降ったり、ライブなどで座席の下や床に置く時などにはファスナーを閉じるという感じ。ストラップは、付属のものを一番短くして使っていたが、最近、トポロジーのスマホ用ストラップ「10mm Rope」を一番短くして、さらにノットを作って長さを調節して使っている。これが、長さはちょうどいいし、デザインも良いし、よりトートっぽく使えるので気に入っている。
納富のバッグで、ノート的なものを中心に収納する、縦型で表紙が固くて小口が柔らかいノートブックっぽくもあるということで、名前、「ノートバッグ」とした。「Note Me!」と対になるようなものだとも思った。
見た目は地味で、すごい機能もないけれど、いろいろとアイデアは詰め込んだし、他に似てるものがあまりないバッグなので、気になる人はぜひ使ってみてほしい。このサイズの総革のバッグで、高級ビジネスバッグみたいな質感もあってこの値段は、相当リーズナブルだと思うのだ。
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