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ディスクユニオン、自社ECで最大約70万件の個人情報漏えいか
ディスクユニオンのECサイト「diskunion.net」「audiounion.jp」で、登録者情報が最大約70万件漏えいした可能性がある。クレジットカード情報は保有していないため流出もないとしている。
CD・レコード販売のディスクユニオンは6月29日、同社ECサイト「diskunion.net」「audiounion.jp」の登録者情報が最大約70万件漏えいした可能性があると明らかにした。
漏えいした可能性があるのは、登録者の氏名、住所、電話・FAX番号、メールアドレス、ログインパスワード、会員番号など最大で約70万1000件。クレジットカード情報は保有していないため漏えいしていないとしている。
24日に第三者から情報提供を受けて社内で調査したところ、個人情報が漏えいしている可能性があることが判明。同日午後11時ごろにECサイトのサービスを停止した。25日には外部調査機関に調査を依頼。27日に個人情報保護委員会、28日には警察に被害を報告したという。
ユーザーに対しては、29日以降、個別にメールで案内する他、他社サイトなどでの不正ログイン被害を防止するため、ディスクユニオンのECサイトで使っているメールアドレスとパスワードのセットを流用しないよう呼び掛けている。
ECサイトは、再発防止策を実施し、安全が確認できるまで停止するとしている。
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