アクションは不得意なマンガ家でも「エルデンリング」をクリアできた理由:サダタローのゆるっと4コマ劇場
人気アクションRPG「エルデンリング」を3カ月掛けてクリアしたゲーム好きのマンガ家。クリア後の感想と今後の展望を語ります。
全世界で累計出荷本数1340万本突破の人気アクションRPG「エルデンリング」。3月下旬に購入してからノンビリ楽しみ続け、約3カ月でようやくクリアしました。以前、プレイ中の印象をマンガにしましたが、改めてクリア後の感想を語りたいと思います。
実はアクションRPGが正直あまり好きではありません。敵の攻撃パターンを覚え、それに対処していくアクションバトルは技術が伴わないとなかなか勝てずにプレイが苦痛。かといって倒し方のパターンを一度覚えると後は作業になってしまう、という印象があるからです。実際、エルデンリングを開発したフロム・ソフトウェアの「SEKIRO」をプレイした時は、その難易度の高さに歯が立たず、かなり序盤でゲームを投げてしまいました。
しかし「エルデンリング」ではボクの苦手なアクション部分をRPGの部分で補えます。以前の記事にも書きましたが、強い敵に出会って行き詰った時、一度他の場所を探索してレベルを上げ、再度挑戦できます。
さらに探索やサブクエストで手に入れた武器や魔法の組み合わせやレベルアップ時のパラメーターの振り分けにより、様々な戦い方ができます。武器や能力の選択次第で強い敵にも対応できる懐の深さはSEKIROにはなかった魅力でしょう。
ただ、その探索やサブクエストも一筋縄ではいかないのがエルデンリング。他のゲームのような導線やゲーム内のヒントはほとんどなく、漫然とマップ上を巡っているだけではお目当てのダンジョンやアイテムを見つけることはできません。
サブクエストに至ってはその存在にすら気づかないことのほうが多いはず。さらにゲーム終盤になると新鮮味がなくなり、敵も強くなるので、正直ボクは探索自体がかなり億劫になりました。
そんなボクでもエルデンリングをクリアできたのは友人と情報交換したり、ネットの情報に頼ったりしたから。「邪道だ」と思う方もいるかもしれませんが、これがまた楽しいのだから仕方ありません。小学生の頃、友達とスーパーマリオの裏技について語りあったり、攻略本やゲーム雑誌でドラクエの情報を調べたりしたことを思い出しながら、楽しくゲームを進められました。
著者紹介:サダタロー
1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。
連載:サダタローのゆるっと4コマ劇場
漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる〜く語る4コマまんが新連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。
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