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KDDI、自社イベントの開催を見送り 通信障害の発生を「重く受け止める」
KDDIは、ビジネス向けの大型イベント「KDDI SUMMIT 2022」の開催を見送ると発表した。7月2日から約86時間にわたって発生した通信障害を受けての判断で、「障害を発生させたことを重く受け止める」としている。
KDDIは7月7日、8月2〜3日に予定していたビジネス向けの大型イベント「KDDI SUMMIT 2022」の開催を見送ると発表した。7月2日から約86時間にわたって発生した通信障害を受けての判断で、「障害を発生させたことを重く受け止める」としている。
KDDI SUMMITは、DX事例を紹介するオンラインイベントで、2022年5月に策定した「KDDI VISION 2030」に向けた取り組みの他、サステナビリティ経営や5G通信をベースに事業拡大を図る「サテライトグロース戦略」をテーマに、KDDIグループやパートナー企業、自治体、有識者とのパネルディスカッションなどを予定していた。
併せて同社は、7月7日から予定していたオンライン専用プラン「povo2.0」の期間限定トッピング(データ追加7GB)の提供も、通信障害を受けて延期している。
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