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電力、夏は安定供給できる見通しに 「クーラーを上手に使って」と岸田首相
岸田文雄総理大臣は11日、参議院選挙の結果を受けて行われた記者会見の場で、今夏は電力を安定供給できる見通しになったと明らかにした。
岸田文雄総理大臣は7月11日、参議院選挙の結果を受けて行われた記者会見の場で、今夏は電力を安定供給できる見通しになったと明らかにした。
政府からの要請を受け、全国で10以上の火力発電所が次々と運転を再開し始めた。これにより今週は電力供給の余力を示す予備率が全国的に10%を超える見通しとなった。
岸田総理は「この夏は安定供給に必要な水準を確保できる見通し。熱中症も懸念されるこの夏は無理な節電をせずクーラーを上手に使いながら乗り越えていただきたい」と話している。
政府はこの夏の電力需給が厳しい状況にあるとして、2015年以来7年ぶりとなる数値目標のない節電協力要請を6月7日に出した。6月下旬には“観測史上初”が続出する猛暑が続き、東京電力管内と東北電力管内で「需給ひっ迫注意報」が出される事態になっていた。
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