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東京に新しい電動キックボードのシェアサービス 渋谷など8区で展開 韓国から進出
韓国で電動モビリティのシェアリングサービスを展開するSWINGが、日本でのサービス提供を始めた。東京都渋谷区や港区など8区で電動キックボードのシェアリングサービスを提供する。
韓国で電動モビリティのシェアリングサービスを展開するSWINGは7月16日、日本でのサービス提供を始めた。東京都渋谷区や港区など8区で電動キックボードのシェアリングサービスを提供する。
「セグウェイ」を提供する中国Ninebot製の電動キックボードを採用。渋谷区や港区に加え、世田谷区、目黒区、品川区、中野区、杉並区、新宿区でサービスを展開する。利用料は基本料金が100円、利用時間1分につき追加で20円。利用者は、機体に備え付けたQRコードを専用のアプリで読み取ることで、キックボードのロックを解除できる。
サービスは、新しい技術の事業化に当たって、法規制の特例措置を受けられる「新事業特例制度」に基づく実証実験として提供する。シェアリングサービスの電動キックボードは小型特殊自動車扱いで、免許証を持つ人のみ運転できる(原付免許のみは不可)。最高速度は15kmまで。ヘルメットの着用は任意。
シェアサービスを提供するSWINGは2018年設立。韓国ではすでに約7万台の電動キックボードを展開(22年7月時点)しているという。日本でサービスを開始する背景については「海外進出の第一歩として、文化の近い日本から展開する」(SWING日本法人)としている。8月以降、新しい料金プランも提供する予定。
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