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満足度の高い勤怠管理システム 複雑な勤怠ルールに対応できるカスタマイズ性で人気の1位は【2022年7月版】

ユーザー満足度の高い勤怠管理システムはどれ? IT製品レビューサイト「ITreview」に寄せられたレビューを基に、ランキング形式でまとめた。

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 勤怠管理システムは、企業が従業員の就業日数や残業時間など勤務状況の管理や把握ができるシステムだ。従来、タイムカードやスプレッドシートで行われることが多かったが、働き方改革の影響もあって正確で客観的な勤怠管理が必要とされているうえ、テレワークをはじめとしたワークスタイルの多様化によって、タイムカードによる労務管理は難しくなってきていることから、企業規模を問わず勤怠管理システムの導入が進んでいる。ソフトウェアのインストールが不要で導入も容易なクラウド型勤怠管理システムの登場も普及を後押ししている。

 勤怠管理システムにおける重要な機能は、従業員の勤務時間データの管理、勤務時間/残業時間(時間外勤務)/有給休暇/欠勤/休日などの情報の一元管理、出勤状況や休暇申請/承認、従業員の勤務状況の集計と解析、の4つだ。タイムカードに比べると、集計した勤務時間などのデータは手入力などの必要なくそのまま人事評価システムや給与管理システムで利用できるので、ミスも減り業務効率もアップする。

 では、ユーザー満足度の高い勤怠管理システムはいったいどれだろうか? IT製品レビューサイト「ITreview」によると、1位は「バイバイ タイムカード」だった。以下、2位「kincone」、3位「ハーモス勤怠 by IEYASU」と続いた。

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バイバイ タイムカードイメージ

 バイバイ タイムカードはネオレックス社が提供する勤怠管理システムだ。会社ごとに異なる集計ルールや就業規則などは専任コンサルティングチームがヒアリングして設定を行うことで、ホテル・旅館業、運輸・倉庫業、流通・サービス業などの複雑な勤怠管理に対応できるとしている。

 勤怠情報の入力には、スマートフォン、タブレット、QRコード、ICカード、生体認証など多様な手法から選べ、PC操作に不慣れな従業員でも使えるという。1000人以上の規模のクラウド勤怠管理システムで8年連続シェア1位を獲得(ミック経済研究所2022年調べ)している。

 ITreviewでのレビューの総合満足度は5点満点中4.3点で、特に「サポート品質」「導入のしやすさ」の評価は4.5点と高い。次いで「管理のしやすさ」が4.4点、「機能への満足度」「使いやすさ」が4.3点と続いている。

 ユーザーからは「(iPadで)UIが分かりやすく、導入の際に特別な説明なしでスムーズに展開できた」「システム構築後のアフターフォローが丁寧でとても満足している」「グループ全社で導入しているが、会社によって異なる集計ルールとニーズに対して、レスポンスよく対応してもらえている」といった声が上がっている。

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バイバイ タイムカードに寄せられたレビュー
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バイバイ タイムカードに寄せられたレビュー
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バイバイ タイムカードに寄せられたレビュー

 2位のkinconeは、ソウルウェア社が提供する交通費・勤怠管理システムだ。SuicaやPASMOなど交通系ICカードをカードリーダーやAndroid端末にタッチするだけで、勤怠と交通費が同時に入力できることが特徴。チャットツールやアプリからも勤怠の入力ができる。交通費申請ではGoogleカレンダーやOutlookなどと連携して、予定表にある訪問先企業の自動登録もできる。

 3位のハーモス勤怠 by IEYASUは、IEYASU社による勤怠管理システムだ。多数の人事・労務のサポート経験に基づく、ベンチャー企業のための勤怠管理ツールという。人事実務専門家と共同で、ベンチャー企業が必要な機能を精査して、開発したとしている。ICカード打刻、日報機能に対応するほか、業務/プロジェクトごとの工数管理や、従業員が時間を意識するための予実管理といった仕組みを備えている。

 本ランキングは、ITreviewの「勤怠管理システム」カテゴリーで30件以上のレビューを獲得しているサービスの中から、満足度順に編集部で集計した。(2022年7月22日時点)

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