情報セキュリティのラックは8月23日、コンピュータウイルス「Emotet」の感染状況を無料でチェックするサービス「Emotet無料感染調査」の提供を始めた。
対象企業のドメインからEmotetが発したとみられる通信パケットがないかチェックする。感染検知が遅れがちな大企業をサポートするため、従業員数5000人以上の企業を対象にサービスを提供する。
Emotetはメールを媒介に感染を広げるウイルス。内閣サイバーセキュリティセンターと経済産業省、総務省、警察庁らは、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期休暇明けのメール整理時にサイバー攻撃のリスクが高まるとして注意喚起をしている。
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