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誰が歌っても持田香織さんの声になる「なりきりマイク」、ビッグエコーに登場 ヤマハのAI歌声変換技術で
第一興商は24日、誰が歌っても「Every Little Thing」の持田香織さんの声になる「なりきりマイク」を期間限定で導入すると発表した。ヤマハが開発中のAI歌声変換技術「TransVox」(トランスヴォックス)を活用する。
カラオケボックス「ビックエコー」を展開する第一興商は8月24日、誰が歌っても「Every Little Thing」の持田香織さんの声になる「なりきりマイク」を期間限定で導入すると発表した。8月25日から10月11日まで「渋谷センター街本店」など3店舗に展開する。
ヤマハが開発中のAI歌声変換技術「TransVox」(トランスヴォックス)を活用する。Every Little Thingの楽曲からボーカル部分を抜き出してAIが学習。なりきりマイクで歌うと、その人の発音や抑揚を分析し、持田さんがそれを真似ているかのような歌声にリアルタイムで変換するという。
変換時のライムラグは「違和感のないレベル」。男性向けに声を1オクターブ上げる機能も用意した。ヤマハは「持田さんになりきって歌うほどその再現度は高くなると思われる。ぜひ挑戦してほしい」としている。
なりきりマイクを設置するビックエコーの店舗は東京の渋谷センター街本店の他、静岡の「浜松有楽街店」、大阪の「梅田茶屋町本店」。いずれもELT仕様のラッピングを施したスペシャルルームとして提供する。
ヤマハはTransVoxをエンターテインメントなど様々な分野に展開する考えで、協業するパートナー企業を募るとしている。
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