Twitter、「ツイート編集」テストを9月末に開始 サブスク会員が対象
Twitterは4月に予告したツイート編集のテストを開始した。サブスクサービス「Twitter Blue」の一部ユーザーが対象。編集したツイートにはラベルとタイムスタンプが表示される。
米Twitterは9月1日(現地時間)、4月に予告したツイートの編集機能(Edit Tweet)のテストを月末から開始すると発表した。米国などで提供しているサブスクサービス「Twitter Blue」(日本ではまだ提供していない)の一部ユーザーが対象だ。
このテストでは、ツイート公開後の30分間に数回編集できるようにする。テスト参加者に選ばれたTwitter Blueユーザーのツイートの右上の[…]メニューに「Edit Tweet」(ツイートの編集)という項目が追加される。
編集したツイートには、編集アイコン、タイムスタンプ、ラベルが表示され、修正されたことが明示される。
ラベルをクリック(タップ)するとツイートの編集履歴が表示され、オリジナルの内容を確認できる。
投稿済みツイートの編集機能は長年要望のあった機能だ。前CEOのジャック・ドーシー氏は2020年、この機能を追加することはおそらくないと語り、その理由の1つとして、RT(リツイート)で拡散した後にオリジナルを変更した場合、意図と異なるRTになってしまう可能性などを指摘した。
Twitterはテスト開始を発表した公式ブログで、テストではユーザーがこの機能をどのように悪用するかを含めて観察すると説明した。「また、この機能がツイートの読み方、書き方、エンゲージメントにどう影響するかについてもよく観察する」としている。
Twitter Blueは現在、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで提供している。サブスクリプション料金は、当初は月額2.99ドル(米国の場合)だったが、7月末に月額4.99ドルに値上げされた。
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