調査リポート
会社が認めていない“野良SaaS”でデータやりとり、多い業界は? セキュリティ企業が世界規模の調査
会社が認めていないクラウドサービスを使って業務のデータを保管・送受信している人が多い業界は?──セキュリティ企業の米KnowBe4が世界規模で調査。最も多かった業界は。
会社が認めていないクラウドサービスで業務のデータを保管・共有している人が多い業界は?──セキュリティの訓練サービスを提供する米KnowBe4が世界規模で調査した結果、最も多いのは「教育機関」(42.8%)だった。
2位は「建設」(35.5%)、3位は「官公庁」(33.4%)。逆に最も少ないのは「銀行・金融機関」(17.7%)だった。2番目に少ないのは「金融サービス」(20.5%)、3番目が「テクノロジー」(21.3%)だった。
地域別で見ると、最も多いのは日本含むアジア(32.6%)。逆に最も少ないのは南米(20.4%)だった。調査は2021年7月までに実施。南米、アフリカ、欧州、北米、オセアニア、アジアエリアで、業種を問わず43万5000人以上にアンケートを取り、22年3月に発表した。
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