ゲーム好きマンガ家、「東京ゲームショウ」のVR会場で遊びまくる:サダタローのゆるっと4コマ劇場
ゲームの祭典「東京ゲームショウ2022」が9月15日に開幕しました。まずはVR会場を散策し、なかなか面白い演出を見つけました。
日本における代表的なゲームの祭典「東京ゲームショウ2022」が9月15日に開幕しました。今年は3年ぶりの幕張メッセでのリアル開催となりましたが、オンラインでも「TOKYO GAME SHOW VR 2022」(以下「TGS VR」)というVR対応のイベントが行われています。いわゆるハイブリッド開催です。
TGS VRは「ゲームの地層」という仮想空間の地下ダンジョンを探索する一人称視点のアドベンチャーゲーム仕立て。様々なクエストが与えられ、クリアすることで自身のアバターを着飾るアイテムなどを入手できます。
クエストの内容は企業スペースの展示物や動画を見せるものが多く、おかげで普段なら興味を持たないようなゲームの紹介動画などもじっくり見てしまいました。なかなか上手いやり方です。
例えばVR対応の推理アドベンチャーゲーム「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」は、これまで全く注目していなかったのに(失礼!)、クエストをきっかけに興味を持ったタイトル。またUCCのスペースでは、出されたコーヒーカップを手にするとクエストのヒントがもらえるといった演出も。これはなかなか楽しめますよ。
このゲーム自体にもしっかりとしたストーリーがあり、飽きずに最後まで全エリアを散策できます。ただメニュー周りの使いにくさは少し気になりました。例えば「クエスト一覧」はクエスト総数が70個以上あるのにスクロールバーをマウスホイールで素早く動かしにくい点がストレス。VR機器なら快適に動かせるのでしょうか。
とはいえ自宅でノンビリ、ゲーム感覚でゲームショウを満喫できるのは幕張まで遊びに行けない人にとってはかなり魅力だと思いました。ちなみにボクは幕張メッセにも行ってきましたので、そちらの様子は次回お届けいたします!
著者紹介:サダタロー
1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、既刊7冊)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。
連載:サダタローのゆるっと4コマ劇場
漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる〜く語る4コマまんが新連載。たぶん週末に掲載します。連載一覧はこちら。過去の連載はこちらからどうぞ。
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