App Store値上げ前に 仕事がはかどる有料iOSアプリ3選
米Appleのアプリストア「App Store」で10月5日に値上げが行われる。せっかく購入するなら値上げ前に買いたいもの。この記事では、仕事や勉強のシーンで便利な有料iOSアプリを3点紹介する。
米Appleのアプリストア「App Store」で、10月5日に値上げが行われる。いままで120円だったアプリは160円に、250円は320円になど、どの価格帯でも約30%の値上げとなる。
値上げの影響が大きいのは月額払いなどのサブスクリプションや、一度に払う額がそれなりに大きくなるスマホゲームの課金、YouTubeなどでの配信者への投げ銭だが、例えばゲームであれば購入できるアイテムの数などで調整が入る可能性はある。
一方、買い切りの有料アプリは直接的に値下げをしない限りは純粋な値上げになる。せっかく購入するなら値上げ前に買いたいもの。この記事では、仕事や勉強のシーンで便利な有料iOSアプリを3点紹介する。掲載している価格は9月26日時点のもの。
純正アプリの不便を解消 高機能電卓「Panecal Plus」 370円
iPhoneの純正アプリで意外と不便なのが電卓。横向きにすれば関数電卓モードにはなるが、今入力している数式や計算履歴などは残らない。
こうしたニーズに応えるのが「関数電卓 Panecal Plus」。縦向きでも関数電卓機能が使える他、数式入力エリアはテキストエディタのように入力やコピー&ペーストが可能。変数に値を格納しての計算や時刻計算にも対応する。
機能は同等な、広告表示付きの無料版も用意する。価格は370円。
Windowsマシンでもセカンドディスプレイに 「Duet Display」 1840円
iPadをMacのセカンドディスプレイにする機能としてはいまや純正の「Sidecar」(2019年登場)があるが、それより前の2016年から同等の機能を提供しているのが「Duet Display」だ。
Duet Displayは、iPadやiPhoneをMacとWindowsのセカンドディスプレイとして活用できるようにするアプリ。接続は有線で行う必要があるが、月額2.92ドル(約420円)の追加サブスクリプションで無線接続機能を追加できる。Apple Pencilの筆圧検知にも対応する。
Sidecarとできることは似通っている(というかSidecarが後出し)が、Sidecar非対応機種や、Windowsマシンとの組み合わせを活用したいニーズに合うアプリだ。価格は1840円。
PC版と合わせて暗記をサポート 「AnkiMobile」 3060円
App Store「教育」カテゴリーの有料Appランキングで1位(9月26日時点)なのがこの「AnkiMobile Flashcards」。
「Anki」というWindows/Mac/Linux向けの単語カードベースの勉強ソフトのモバイル版に当たる。Anki自体は無料のソフトで、効率的に暗記ができるようにユーザーの回答に合わせて問題の復習スケジュールを調整してくれる。単語帳は自分でも作成できるが、他のユーザーが作って公開している単語帳を公式Webサイトなどからダウンロードすることもできる。
iOS向けのAnkiMobileは同プロジェクトのリード開発者が公開しているもので、3060円と有料なのは運営へのサポートの意味合いが強い。2010年から続いているオープンソースプロジェクトで利用方法をまとめたWikiやWebサイトもある。まずはPC版で試してみて、気に入ればiOS版を検討してもいいだろう。
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