レビュー
Apple Pencilの「謎仕様」は意外と使いやすい? USB-Cになった新iPadを先行レビュー(3/3 ページ)
見た目も中身も大きく変わった新型「iPad」。6万8800円からと高くなったがその価値はあるのか、そしてUSB-Cポートなのに「Apple Pencilは第1世代のみ」という奇妙な仕様の使い勝手はどうか。先行でレビューをお届けする。
「iPad」と「iPad Air」選ぶならどっち?
さて、iPad(第10世代)は買いなのかどうか?
予算が限られていれば、選ぶのは第9世代となるだろう。初めて使う人であれば、複数アプリを使ったり、Photoshopや新しくローンチされるDavinci Desolveなどの高度なアプリを使うのでない限り、iPad(第9世代)でも多くの用途では問題なく使える。
対して、性能を引き出してバリバリ使うのであれば、少し予算を積んでiPad Airを買った方が可能性は大きく広がると筆者は思う。なにしろ、iPad Air(第5世代)はM1チップを積んでいる。ディスプレイの仕様などグラフィック面を除けば性能的にiPad Proに肉薄している。M1チップを搭載しているから、ステージマネージャの外部ディスプレイ接続がローンチされれば利用することもできる。アドバンテージはだいぶ大きい。
しかしながら、最終的にiPadのスタンダードモデルは、このiPad(第10世代)の血脈が担うことは確かである。今は、いわばフルモデルチェンジ後の初代モデルだし、円安の影響もあって少々不運なモデルではあるが、将来的には主力モデルになることは確かだ。これまでの製品で、価格改定によって後に「イチオシ」になったことも少なくない。全ては為替次第だ。
というわけで、筆者としては「将来に期待」としておきたい。
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