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Web制作サービスが改ざん被害に 利用したサイトで情報流出の恐れ
Web制作ツールの開発を手掛けるショーケースが、同社のクラウドサービスが第三者により改ざんされたと明らかにした。利用するWebサイトで、ユーザーの入力した情報が外部に流出した可能性がある。
Web制作ツールの開発を手掛けるショーケース(東京都港区)は10月25日、同社のクラウドサービスが第三者の不正アクセスにより改ざんされたと明らかにした。利用するWebサイトで、ユーザーの入力した情報が外部に流出した可能性がある。
7月26日に取引先から、入力フォームの操作性向上ツール「フォームアシスト」のソースコードに不審な記述があると指摘を受けて調査。同ツールの他、マーケティングツール「サイト・パーソナライザ」、スマートフォン版サイト作成ツール「スマートフォン・コンバータ」で改ざんが見つかった。
ソースコードは修正済み。再発防止策も講じているという。流出の恐れがある企業には対象となる情報や期間を連絡した。所轄の警察署にも被害申告をしており、今後の調査にも協力するとしている。
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