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離れていても同じ場所にいる感覚「空間自在ワークプレイス」JR東とKDDIが開始 「Web会議より会話5割増」
離れていても同じ場所にいるかのようにコミュニケーションできる「空間自在ワークプレイス」をJR東とKDDIが提供。別の拠点にいるメンバー同士を高画質映像や高音質マイクでつなぐ。
JR東日本とKDDIは10月26日、離れていても同じ場所にいるかのようにコミュニケーションできる「空間自在ワークプレイスサービス」の提供を始めた。
別の拠点にいるメンバー同士を4K相当の大画面・高画質映像や高音質マイクでつなぎ、まるで近くにいるかのように感じながらコミュニケーション可能。従来のWeb会議システムと比べて会話量が48%アップすることを実証したという。
(1)東京駅など駅近くの拠点で利用できる「空間自在ワークプレイス」と、(2)顧客のオフィスなどに機器を設置する「空間自在コネクター」の2つのサービスで構成する。
お互いの拠点を4K相当の高画質映像でつないで大画面に投影し、参加者の表情や反応を見ながらプレゼンテーションできる。発言者の位置から音が聞こえるサラウンドシステムも備えた。
接続画面上の資料を透過させることもでき、発言者・参加者全員の表情や様子を見ながらプレゼンテーション可能。「バーチャルコネクター」を使えば、最大10人まで自身のPCを利用してリモート参加できる。
空間自在ワークプレイスの費用は、チームスペース利用4時間で1アカウント当たり月額3万円(税別)〜、空間自在コネクターは、基本料金が月額50万円(税別)、初期設定手数料が10万円(同)。
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