30代ITエンジニアが企業に求める福利厚生 2位は「休暇」、1位は?
30代のITエンジニアは、企業にどんな福利厚生を求めるのか。派遣事業などを手掛けるアクサスが調査結果を発表した。3位は「健康・医療関連」、2位は「休暇関連」。1位は?
30代のITエンジニアは、企業にどんな福利厚生を求めるのか──派遣事業などを手掛けるアクサス(東京都新宿区)は11月9日、こんな調査結果を発表した。1位は家賃補助などの「通勤・住宅関連」(59.4%)、2位は「休暇関連」(56.0%)、3位は「健康・医療関連」(37.1%)だった。
以降は4位が「育児・介護関連」(24.5%)、5位が「職場環境・業務関連」(24.2%)、6位が「自己啓発・財産形成関連」(14.6%)、7位が「慶弔・災害関連」(9.3%)だった。
「通勤・住宅関連」と答えた人に、具体的にどんな補助や制度を重視するか聞いたところ、最も多いのは「住宅手当の支給(家賃補助)」(70.2%)。2番目が「通勤手当の支給」(66.7%)、3番目が「引っ越し手当の支給」(28.4%)だった。
「休暇関連」と答えた人に、どんな補助や制度を重視するか聞いたところ、1位は「夏季特別休暇や年末年始特別休暇」(59.5%)、2位は「リフレッシュ休暇」(58.9%)、同率3位は「慶弔休暇」と「誕生日などのアニバーサリー休暇」(36.1%)だった。
「健康・医療関連」と答えた人に、どんな補助や制度を重視するか聞いたところ、最多は「社食や食事手当の支給」(51.3%)だった。2番目は「人間ドックなどの法定外の健康診断」(41.4%)、3番目は「運動施設・フィットネスクラブの利用補助」(36.3%)だった。
4位以下の項目でエンジニアが重視する補助・制度は以下の通り。
育児・介護関連
- 保育手当や家族手当の支給(58.0%)
- 法定を超える産休・育休制度(44.6%)
- 法定を超える介護休暇・介護休業制度(39.5%)
職場環境・業務関連
- テレワーク制度(46.6%)
- フレックスタイム制度(45.4%)
- ウォーターサーバーやコーヒーマシンの導入(39.5%)
自己啓発・財産形成関連
- 資格取得や語学学習の支援・補助(55.4%)
- 講座やセミナーの参加費補助(37.6%)
- 書籍の購入支援・補助(36.9%)
慶弔・災害関連
- 傷病見舞金の支給(47.0%)
- 死亡弔慰金(本人や家族)の支給(46.3%)
- 災害見舞金(感染症の影響を含む)の支給(42.7%)
調査は10月6日と7日に実施。30代でエンジニア歴3年以上の人1009人に、ネットでアンケートを取った。
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