Amazonブラックフライデーセール、きょうから トラブル回避のために気をつけるポイント
アマゾンジャパンが11月25日、ブラックフライデーセールを始めた。期間は12月1日午後11時59分まで。安心してセールを楽しむためには、価格や送料のチェックが重要だ。
アマゾンジャパンは11月25日、ブラックフライデーセールを始めた。期間は12月1日午後11時59分まで。Amazon関連製品や各種メーカーのPC、米Apple製品などを普段より数千円から数万円程度安い価格で販売している。
期間中はタイムセールも実施。「数量限定タイムセール」と数量無制限の「特選タイムセール」とがある。「Amazon ショッピングアプリ」では事前に目当ての商品を登録すると、セール開始時に通知する機能も提供。プライム会員は特典として、一般会員より30分早く数量限定タイムセールに参加できる。
しかし、値引き価格を見て購入を決める際には注意が必要だ。Amazon.co.jpのマーケットプレイスでは“見せかけ値引き”があると指摘される商品もある。例えばセール前に一時的に価格を引き上げ、セール開始時に値引きすることで割安に見せる手法で、アマゾンジャパンも2017年に消費者庁から再発防止を求められている。しかし、今でもセールのたびにTwitterでは見せかけ値引きを見つけたとの報告が上がる。
セール実施の際にはTwitterなどで価格の推移をチェックできるChrome拡張機能「Keepa」が話題になる。価格の変動をトラッキングすることで見せかけの値引きをしていないかを確認できるが、近年ではKeepa対策がなされることもあり、必ずしも見分けられるとは限らないため注意が必要だ。
他にも過去には、商品価格は安いが送料を高額に設定する出品も話題になった。商品価格より送料が高い事例もある。中には商品ページに送料を表示せず、カートに入れて購入手続きを進めて初めて、高額な送料を請求されるケースも見られた。
安心してセールを楽しむためにも、メーカーの希望小売価格や他社ECサイトでの価格、送料、出品者などを確認するなどの工夫が必要だ。
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