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LINE、グローバル仮想通貨取引から撤退 「BITFRONT」を閉鎖、FTXとは「無関係」
LINEが運営する海外向け仮想通貨取引所のBITFRONTは11月28日、サービス終了を発表した。
LINEが運営する海外向け仮想通貨取引所のBITFRONTは11月28日、サービス終了を発表した。BITFRONTによると、閉鎖の理由として「業界の急速の変化」を挙げた。また「LINEブロックチェーンエコシステムとLINKトークンエコノミーを成長させ続ける」ためには閉鎖が必要だとした。
なお、FTXの破綻とは無関係だとしている。
12月30日にすべての取引を停止し、2023年3月31日には出金を停止する。現時点で、新規ユーザー登録とクレジットカード決済は停止されているという。
BITFRONTは2020年2月に、LINEが米国でサービスを開始した仮想通貨取引所。それまでLINEは、BITBOXをグローバルで運営していたが、事業をBITFRONTに引き継いでいる。なお国内の仮想通貨取引所LINE BITMAXは運営を継続する。
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