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クラウドで大規模な空間シミュレーションが可能な「AWS SimSpace Weaver」発表 Unreal EngineやUnityとも連携
米AWSが、クラウド上で大規模な空間シミュレーションを可能にするコンピューティングサービス「AWS SimSpace Weaver」を発表。最大で10個のEC2インスタンス(仮想サーバ)に跨ってシミュレートが可能という。
米AWSは11月29日(現地時間)、年次イベント「AWS re:Invent 2022」で、クラウド上で大規模な空間シミュレーションを可能にするコンピューティングサービス「AWS SimSpace Weaver」を発表した。最大で10個のEC2インスタンス(仮想サーバ)に跨ってシミュレートが可能という。
例えば都市空間を160のエリアに区切り、10個のインスタンスに16エリアずつ処理させることが可能。これにより、単一のハードウェアで計算するより大規模なシミュレーションを可能にしているという。AWS SimSpace Weaverのインフラ上では、空間内で動く物体(人、車両など)も100万以上設定できる。
Unreal Engineを活用したデモ映像
ゲームエンジン「Unreal Engine」「Unity」とプラグインでの連携も可能。シミュレーション結果をUnreal Engineでレンダリングしたデモ映像も公開している。
料金はシミュレーションに使うインスタンスの数に応じて発生する。AWS SimSpace Weaverは米国東部やアイルランドなど8リージョンで提供中。日本リージョンは対象外。AWSはシミュレーションの用途として、災害やイベント時の人流整理、スマートシティーに使う技術のテストなどを挙げている。
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