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「なぁAI……人生相談があるんだけど」 なんでも答えてくれる「ChatGPT」に50の質問ぶつけてみた(6/6 ページ)
米AI研究企業OpenAIが公開したチャットbot「ChatGPT」が話題になっている。どんな質問にも真面目に参考になる答えを返してくれる。今回はこのAIに「人生相談」「子供の答えにくい質問」「論理クイズ」「数学未解決問題」など、50の質問をしてみた。
「何か面白いこと言って」 無茶振りしたらどうなる?
問49 何か面白いこと言って
だいぶ疲れていると思われたのだろうか。
問50 「AI」と書けて「牛乳」ととく。その心は?
確かに関係なさそうな単語を指定したが、そうまじめに返されるとつらいものがある。
どうだろうか。今回は質問がざっくりしていたため、具体的な答えというよりは一般論的な回答も多かった。これは人間でもそうだろう。「仕事が大変なんだけどどうしたらいい?」と聞かれたら「状況が分からないから詳しいことは言えないけど」と前置きして一般論で返すしかないだろう。
質問にもコツがあるのだ。もしあなたが「質問しても欲しい回答が得られることってあんまりないんだよね」と思うことがあれば、質問が下手なのかもしれない。
ChatGPTも「できることを把握して、適切に指示し、結果を評価するのが大事」と言っていた。相手を知り、適切に質問し、お礼なり何なり反応するのが大事なのは人間相手でも同じだろう。ChatGPTで質問力を磨くのもいいかもしれない。
この他にも、Twitterなどでは「小説も書ける」「プログラミングもできる」などさまざまな活用方法が編み出されている。ChatGPTは直前の会話内容をある程度保持できるため、プログラムの修正を指示するといったやり取りも可能。ぜひ上手に使ってみてほしい。
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