検索
連載

暖房中、室内の空気をかき混ぜると床付近は〇℃上がる節電テック(2/2 ページ)

今回のトピックは「暖房中に室内の空気をかき混ぜる効果」です。空気清浄機やサーキュレーターの併用を「寒そう」と躊躇していませんか? 室内の温度はどう変わるのか、実験データを紹介します。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

場所別の温度グラフを見ると一目瞭然

 ダイキンが2011年に実施した実験では、室内を「天井付近」「中央」「床付近」の3つに分け、エアコン暖房時の温度変化を調べました。空気清浄機を同時に動かすと、最も変化したのは床付近で、約2度も上昇しています


鉄筋コンクリート造の6畳の部屋で検証した(出典はダイキン工業のWebサイト)

 エアコン暖房は部屋の上の方から温風を吹き出すため、一番暖かくしたい床付近に届きにくいのが実情です。ダイキンは「足下が寒いと設定温度を上げたくなるかもしれない」と指摘。しかし空気清浄機やサーキュレーターで冷たい空気を吸い上げ、かき混ぜることで「簡単に足下の温度を高められる」としています。

 もちろん風が人の体に直接当たると寒いこともあります。心配な方は真上に風を吹き出すタイプの空気清浄機を壁際に設置すると良いでしょう。足下の温度が2度上がれば、消費電力の大きな暖房器具を1つオフにできるかもしれません。

連載:節電テック

節電に関するテクノロジーとテクニックをデータを添えて紹介する連載。クイズ形式になったり、内容がアナログになったりもします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る