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バス置き去りを防ぐ安全装置ガイドライン、国交省が公開 「降車時確認式」と「自動検知式」で
国土交通省は20日、送迎用バスの置き去りを防ぐ安全装置の仕様に関するガイドラインを公開した。9月に送迎バスの車内に取り残された園児が熱中症で死亡した事件を受け、安全装置の設置が義務づけられるため。
国土交通省は12月20日、送迎用バスの置き去りを防ぐ安全装置の仕様に関するガイドラインを公開した。安全装置の設置が義務付けられることを受けて「降車時確認式」と「自動検知式」の性能要件を公開した。
降車時確認式は、バスのエンジンが停止した後、運転手などに車内の確認を促す警報を発するシステム。車両後部の装置を操作しなければ警報が解除できない仕組みで、操作が行われないまま一定の時間が経過すると車外にも警報を発する。
自動検知式はエンジン停止から15分以内にカメラなどセンサーを使って車内の検知を始めるシステム。置き去りにされた子どもを検知すると車外に警報を発する。
どちらも運転手などが確認を怠った場合に速やかに車内への警報を出せること(自動検知式は15分以内)、子どもなどがいたずらできない位置に設置できること、故障したり電源が供給されなくなった場合には運転手などに通知すること、バス内の環境に対応できる耐久性などが要件となる。
9月に送迎バスの車内に取り残された園児が熱中症で死亡した事件を受け、様々な企業が置き去りを防止するシステムの開発に乗り出している。国交省は今後、安全装置の義務化に向け、関連省庁による法令整備と平行してガイドラインを規定を満たす安全装置のリストを公表する考えだ。
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